1匹だけで飼育している場合はもちろん、多頭飼いでも、フクロモモンガと遊ぶ事はとても大事です。
フクロモモンガと遊ぶ
単独飼いの場合は、フクロモモンガのパートナーは飼い主さんになるので、めいいっぱい遊んであげる必要があります。
多頭買いの場合でも、飼育数が多ければ多いほどケージの中だけでは運動不足になりやすいですし、多少の環境変化による刺激はあった方が良いですね。
また、フクロモモンガと触れ合い、飼い主さんに慣れることで、ストレスが軽減されることもあります。
苦手な人、怖い人の近くで住むのは、やはりフクロモモンガにとってもストレスで嫌なものです。
フクロモモンガを慣らすのは時間がかかる場合もありますので、無理せずゆっくりコミュニケーションを取っていきましょう。
フクロモモンガと仲良くなるには?
フクロモモンガはモモンガの中では比較的慣れやすい方だと思います。
上手くコミュニケーションを取って、良い関係を築いていきましょう。
まずは新しい環境に慣れさせる
飼い始めてすぐは、飼い主に慣れさせるよりも、まずは新しい環境(ケージ)に慣れて落ち着けるよう、暫くは様子を見ましょう。
新しい家や、寝床、周囲の音(人間の声や足音、TVや水道などの生活音)に慣れて、落ち着いて餌や水をとれるようにする事が大切です。
飼い始めてすぐは可愛い、気になるのはわかりますが、あまり覗き込んだり触ったりすると、怖がって威嚇されてしまいます。
新しい環境に慣れるまでは構い過ぎないように、でもケージを自分の近くに置くなどして、飼い主のにおいや気配にも慣れさせましょう。
ケージのそばに、飼い主のにおいのついた服などを置いておくのも良いです。
おやつなどで慣れさせる
フクロモモンガの好きなおやつを手渡しして慣れさせます。
最初は近くに置くだけ、慣れてきたら飼い主の腕に乗ったら渡すなど、段階を踏むと効果的です。
ポーチなどに入れて飼い主に慣れさせる
寝床用のポーチをそのまま、あるいはお出かけ用のポーチなどにフクロモモンガを入れて、首から下げたり服の中に入れたりして身に付けます。
その状態で過ごして、より飼い主に慣れさせていきます。
大きなTVの音や、掃除機などの家事の音がする場合は、フクロモモンガが落ち着くことが出来ません。
また、フクロモモンガを連れたままで、潰したりしないように十分に気を付けて。
おやつ技と合わせると効果的です。
ケージの外で遊ばせよう
ケージの中だけではどうしても狭い場合は、ケージの外に遊ぶ環境を作ってあげましょう。
フクロモモンガが部屋の中で排泄しても大丈夫な場合は、部屋にそのまま離しても良いです。
ただし、モモンガが口にしてはいけないものがないか、齧られると困るものはないか、逃げられる出口がないか、十分に気を付けてください。
部屋に放せない場合は、蚊帳を使うのが便利です。
下に新聞紙やペットシーツなどを敷いて、その上に蚊帳を固定します。中に玩具や休憩用のポーチを入れてあげてください。
水も入れてあげたほうが良いですが、蹴って倒したりすることがあるので、水がこぼれても大丈夫な状態に。
我が家で使っている蚊帳
うちはフクロモモンガ2匹なので、赤ちゃん用の蚊帳を使っています。
小さくコンパクトに畳めるのと、夏場などはお風呂の蓋の上にも置くことが出来るので、お掃除も楽です。
(冬は寒いのでおすすめできません)
フクロモモンガのジャンプの勢いでそこそこずれて動くので、中に重石と隠れ家代わりのブロックを入れたりすることもあります。
蚊帳の下に新聞紙を敷いています。
ポーチは上のフレームに引っ掛けています。