フクロモモンガの繁殖

フクロモモンガをペアで飼う場合に気になるのが「繁殖について」です。

フクロモモンガってどう生まれるの?

フクロモモンガは有袋類です。
メスのフクロモモンガのお腹にある袋で生まれて育つため、いつ生まれたかわからない場合がほとんど。
袋から赤ちゃんが顔を覗かせたり、袋から出るようになったら、やっと人間でも確認できるかな?というところです。

フクロモモンガっていつが繁殖期?

飼育下では特に季節は決まっていません。一年中繁殖可能です。
野生下では、冬~春が一般的です。

フクロモモンガの子供の数は?

1度に1~2匹生みます。多少前後する場合もあります。

フクロモモンガの妊娠~脱嚢

大体、半月~20日くらいです。
育児嚢(お腹の袋)から出るのは、生まれてから約2ヶ月ほど先になります。育児嚢から赤ちゃんが出ることを、脱嚢(だつのう)と言います。

脱嚢後、2ヶ月ほどで離乳します。

 

子育て中は?

フクロモモンガは、オスも比較的子育てに協力的なので、オスとメスを分ける必要はありません。
メスが嫌がったり喧嘩をしたりストレスをためているようであれば、別々のケージにしてあげてください。

子育て中は、動物性タンパク質を少し多めにして、栄養の偏りのない食事を与えましょう。
脱嚢後の子供のご飯は、ふやかしたペレットなど、少し柔らかめの食事も用意しつつ、きちんと食べているか様子を見守ってあげてください。

ペアの子供ではなく、赤ちゃんのフクロモモンガを飼う場合でも、基本的には脱嚢後の状態から飼うことになるはずです。
脱嚢直後はまだまだミルクが主食です。スポイトなどでミルクをゆっくり与えて慣らしていきます。
また、基本的には袋の中で過ごしている年齢なので、加温はしっかりと。